本当はVブレーキじゃなくて、ロード用のダブルピボットブレーキを付けたかった、えんぶです。
クロッシムのブルホーン化を考えたとき、ブレーキは中古のダブルピボットブレーキがいいなーと思っていましたが、フレームにVブレーキ用の台座が残ることに気がついて、即行で断念しました。
でもって、今までのVブレーキを残すと、ロード用のデュアルコントロールレバーでは、ワイヤーの引き量が足りず、危険な事態になるらしい。先人方のブログとか拝見してて確認。
じゃあどうするかってなったとき、「ミニVブレーキ」ってのがあるらしい・・・と。
で、なにそれ?ってことで調べたら、どうやら普通のVブレーキより短いVブレーキだと。
今までのVブレーキだとワイヤーの引き量がたくさん必要な代わりに、テコの原理(第2種テコ)を最大限に利用したストッピングパワーを得られていたが、引き量を減らした(全長を短くした)代わりに、ストッピングパワーが減ったブレーキであると認識した。
じゃあ、結局止まれないんじゃね?って思って、商品レビューを見ていたら、案外そんなことはないらしい。
私自体、クロッシムを買った当日に急な飛び出しによるパニックブレーキを掛けてしまい、ジャックナイフを経験していたため、こんなに効かなくてもいいんじゃないかと思っていたほどだったので、これ良いんじゃないかと思いました。
で、価格を調べていたら、一番安そうなやつでも1300円とかするみたい。前後2セット買ったら2600円・・・キワモノらしく、中古も出てないし。うーん困ったw
ちとまてよ?今付いてるVブレーキが短くなったものがミニVブレーキなんだよね?
長いものは切ればいいw←俺天才w
ってことで、誰か自作した人は居ないものかと、「ミニVブレーキ 自作」で検索。
グーグル先生も教えてくれませんでしたorz
じゃあ自分でやればイイジャナイ?
話は長くなりましたが、やっちゃいました!
ま、順を追って書いていきます。
まずは、観察。
これを見る限り、俺が加工するのは、一番上をちょん切って、短くする。
そして、下のほうに、ワイヤー固定部分の移植をすれば完成。
(文章だと、2行で完結しちゃったな)
もちっと詳しく見ていくと、ワイヤーをねじで固定してる部分はM6のボルト。
反対側の錆びたバナナを引っ掛ける金属部分は3.5mmぐらいのピンがカシメで固定されている。
(裏側の写真がないから、画像じゃわかんないけど)
そしてこのピン。シマノとかのブレーキはカシメじゃなくて、Eリング固定のものもあって、期待していたが、プロマックス製はカシメだったため、裏切られた(笑)
じゃあ穴4つあけて、M6タップ2個切ればおkってことだね?
良い感じのカシメピンがないので、再利用しようかとも思ったが、ブレーキ部分の部品だし、ここに不良が出ると間違いなく事故ってしまうので、やめた。
M3の六角穴付ボルトとナット、袋ナットで代用することにした。径は小さくなってしまったが、材質はステンにしたし、錆びにくいと思うので、おk。
で、加工開始
左が加工前。右が加工後。これはピン用の穴なので、3mmとした。
正面側(遠近の違いで、長さが違うように見えるが、俺が下手なだけw)
裏側
次に行きます。
これはワイヤー固定用のM6タップ下穴なので、5mmにした。
正面側
裏側(位置は現物会わせで適当にケガいたのがバレバレ)
穴が結構ぎりぎりに見えますが、もともと止めていたところの幅を測定し、大体同じような幅の部分を狙ってます。
もう一つ付け加えると、全長が短くなり、テコの原理が働きにくくなっているはずなので、強度面は大丈夫と推定する。
次、切断
ホームセンターの爆音グラインダー大活躍!
(近所迷惑だわ)
切断した破片が飛び散ることを恐れ、中途半端に終了し、後は力業で折ったw
真横に切っただけだとかっこ悪い・・・ってことで、ちょっと追加加工
切断面
この後、100均のダイヤモンドやすりで、手仕上げした。
切り取った後の先っぽ
本体の加工は終了しました。
次に、バナナを引っ掛けるブラケットには、なにやら突起部があったのですが、おそらく不要だろうと思ったのと、本体に引っかかって、水平にならなかったので、取った。
取る前の画像がないので、加工後
もともと、アルマイトかな?黒かったのですが、所々ハゲたのと、切断面がアルミむき出しになってしまったので、例によって、つや消し黒、漢のハケ塗りをして、完成。
塗装はハケムラだらけですが、2m離れて気がつかないぐらいなので、okとしますw
いやーまるで最初からこの形だったんじゃないかって言う位自然じゃね?w
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自画自賛
では、今回はこれにて終了。
実は、まだ未完成です。M6のタップ加工が残っていますが、タップが家にないので、会社のをこっそり拝借して加工する予定です(爆)