えんぶのホビログ

今や誰もが知っている「もしドラ」レビュー

私がこの本に出会ったのは数年前。
この「もしドラ」のおかげで、ドラッカーブームがあったことすら知らなかった。
そもそも私自身はドラッカーなんぞに興味もなく、
薬物中毒者のことだと思っていたぐらいだった。

近所の古本屋でみつけ、表紙の絵がかわいいといっただけで、いわゆるジャケ買いをした。
たしか有名な本だったな・・・ぐらいしかなかった。
よくよく考えると、私の本の買い方は、ジャケ買いや、なんとなく気になる程度のものを買うことが非常に多い気がする。
余談だが、読んだら忘れない読書術を読んでから気がついたのだが、読書する本は、なんとなく買いやジャケ買いでも良いんだそうだ。

あらすじ

この「物語」は、ひょんなことから高校野球の女子マネージャーになった女子高生が、マネージャーとはどんなことをしてけばいいのかと調べていくうちに、間違えて経済学で有名なドラッカーの「マネジメント」という本を買ってしまうことから始まる。
登場する高校は進学校で、野球部に所属する生徒は、就職に有利だとか、高校時代の思い出づくりのためだとか、将来会社経営をしたいから、人脈作りのために所属しているやる気のない生徒ばかり。
そんな中で、ドラッカーの「マネジメント」を参考にした「組織改革」が始まる。
この野球部の女子マネージャーは、果たして野球部を甲子園に連れていくことができるのか。

特徴

あらすじにも書いたが、この本はビジネス書ではなく「物語」なのが特徴。
私の印象では、漫画でわかる○○系の本よりも、もっと物語に重点をおいた本である。
著者自身も放送作家としてテレビ番組の制作を手がけているためか、エンターテインメント性に長けており、非常に面白い。
私のようにマネジメント自体に全く興味がなくても楽しめる一冊。

本書に出てくるドラッカーってどんな人?

ピーター・ファーディナンド・ドラッカー
(Peter Ferdinand Drucker、ドイツ語名:ペーター・フェルディナント・ドルッカー 、1909年11月19日 – 2005年11月11日)は、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系オーストリア人[1]経営学者。「現代経営学」あるいは「マネジメント」(management) の発明者。

引用:ウィキベディアより

私が印象深かった内容

・試合は楽しいが、練習はつまらない
当たり前のことなんだが、ここにフォーカスしたところはすごい。
結果が数字で出てこない業種のサラリーマンは感動を覚えるかも。
・監督がピッチャーの失投に対して熱く語ったシーン
皆それぞれの思いがあって、それをぶつけられずにいる。
サラリーマンはそんな人達の集合体であって、下手に飛び出ると打たれる。
でも、やっぱり人間である以上、誰かを思って感情を表現しているシーンは感動する。
・最後の意外な結末
ここはネタバレになるので内容を書けないが、「あぁ読んでよかった」と涙した。
エンターテインメント性が優れている物語なので、やっぱり結末が非常に秀逸。

どんな人におすすめか

高校の野球部が舞台となっているので、サラリーマンには過ぎ去った過去だが、
会社やチームなどの組織形成に非常に役立つと思う。
・組織に疑問や不満を持っているサラリーマン。
・組織を束ねる立場にいるサラリーマンに非常にオススメ。
私は会社では平社員だが、こういった書物を読んでいると、自分が束ねる立場になった時に自然と前向きになれる組織形成をしたいと思えた。

入手先

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

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